日経VI:低下、株価堅調で市場心理改善するも警戒感は継続

2022年3月22日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:低下、株価堅調で市場心理改善するも警戒感は継続
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は22日、前日比-0.89(低下率3.52%)の24.40と低下した。なお、高値は25.04、安値は24.40。3連休明けとなる今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。取引開始後も日経225先物が堅調に推移したことから市場心理が改善し、今日の日経VIは先週末の水準を下回って推移した。ただ、ウクライナ情勢の先行き不透明感や、対ロ制裁の世界経済への影響、ウクライナ情勢を巡る米中対立、米金融引き締め加速の観測など懸念材料も多く、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは払拭できず、株価が大幅に上昇した割には日経VIの低下幅は限定的だった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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