後場の日経平均は450円高でスタート、INPEXや東京海上が上昇

2022年3月22日 12:52

印刷

記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27277.89;+450.46TOPIX;1935.95;+26.68


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比450.46円高の27277.89円と、前引け(27242.88円)から上げ幅を広げてスタート。ランチタイム中の225先物は27000円~27080円のレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=119.90円前後と朝方より30銭程円安・ドル高水準での動き。アジア市況はまちまちで、上海総合指数が前日終値近辺でもみ合いの一方、香港ハンセン指数は堅調に推移。四半期末及び年度末に向けた年金基金のリバランス(投資配分の再調整)買いのほか、3月期末に向けた配当権利取りを狙った買いや指数連動型ファンドの配当再投資に伴う先物買い、これらを見越した先回り買いなどを背景に需給環境が改善。売り方の買い戻しも続いているようで、後場の日経平均は引き続き堅調に推移している。一方、先週末から週明けにかけて、複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官から0.5ptの大幅利上げを支持するタカ派発言が相次いでいる。ウクライナ情勢も依然混沌としているなか、一段の上値追いの展開には至っていない。

 セクター別では鉱業、保険業、卸売業を筆頭にほぼ全面高。空運業、海運業、金属製品の3業種のみが下落となっている。東証1部の売買代金上位では三菱UFJ<8306>、INPEX<1605>、東京海上<8766>、三菱商事<8058>、日本製鉄<5401>、三井物産<8031>、東京電力HD<9501>などが大幅高。一方、郵船<9101>、レーザーテック<6920>、レノバ<9519>、日本電産<6594>などは軟調。《CS》

関連記事