ドコモとソフトバンクに平文パスワード提示機能 セキュリティ上の懸念指摘

2022年3月18日 16:59

印刷

記事提供元:スラド

ITmediaの記事によると、携帯通信キャリアの一部が自社のアカウントサービスの利用者に対してパスワードを平文で提示する機能が用意されているとして、記事ではセキュリティ上の懸念を提示している(ITmedia)。

記事によると、この機能はユーザーがログイン画面のパスワードを忘れたときのための機能で、電話番号や契約時に設定した4桁のネットワーク暗証番号などを入力すると、パスワードが掲示されるものとなっている。記事ではこうした事業者側がパスワードを平文保持している状況は、不正アクセスなどで情報漏えいが起きた際のリスクになるとしている。

掲示されるのはドコモ系列がdアカウントはポータル内で、ソフトバンク系列はSMSでの通知となっている。KDDI(au/UQ mobile)と、楽天モバイルの会員サービスに関しては、本人確認の後にパスワードの通知を行う方法ではなく、新規パスワードの設定画面に移行する方式であるとしている。またソフトバンクにおいては、パスワードを暗号化せず平文のまま保管していることも確認できたとしている。 

スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ | 通信 | 携帯通信 | 情報漏洩

 関連ストーリー:
macOSの暗号化zipファイルはパスワード無しで比較的容易に解凍できる 2021年10月12日
ZOLLの除細動器管理ソフトウェア、リモートからの任意コード実行など6件の脆弱性が公表される 2021年06月19日
Slackがパスワードをリセットするよう通知へ。Android版アプリの一部ユーザーに対して 2021年02月09日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事