東京為替:ドル・円は反落、夕方にかけて売り優勢

2022年3月15日 17:04

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記事提供元:フィスコ


*17:04JST 東京為替:ドル・円は反落、夕方にかけて売り優勢

15日の東京外為市場でドル・円は反落。日経平均株価がプラスに転じると円売りに振れ、一時118円45銭まで値を上げた。ただ、「トランプ・ラリー」の高値118円60銭台が意識され、午後は伸び悩む展開に。夕方にかけては下げに転じ、117円84銭まで下げた。

・ユーロ・円は129円27銭から130円03銭まで上昇した。
・ユーロ・ドルは1.0931ドルから1.1019ドルまで値を上げた。

・17時時点:ドル・円118円00-10銭、ユーロ・円129円80-90銭
・日経平均株価:始値25,228.53円、高値25,441.67円、安値25,219.13円、終値25,346.48円(前日比38.63円高)

【要人発言】
・松野官房長官
「ロシア国債の動向、金融機関を含め日本の投資家に与える影響は限定的」
・豪準備銀行議事要旨
「ウクライナ戦争が新たな不確実性の大きな要因」
「実際のインフレ率が目標範囲内へ持続的に収まるまで利上げしない」
・鈴木財務相
「為替の安定は重要、日本経済への影響を注視」
・福田自民党総務会長
「欧米と違い、日本は利上げできる状況にない。為替に影響する可能性がある」
「物価上昇、スタグフレーションの可能性が出てくる」
・米ムーディーズ
「ウクライナの混迷でソブリン、銀行、企業の格付けの世界的に見直し」
・清水日銀企画局長
「日本はインフレの2次的波及の懸念はなく、強力な緩和を継続する」

【経済指標】
・中・1-2月鉱工業生産:前年比+7.5%(予想:+4.0%、21年1-2月:+35.1%)
・中・1-2月小売売上高:前年比+6.7%(予想:+3.0%、21年1-2月:+33.8%)
・英・11-1月ILO失業率:3.9%(予想:4.0%、10-12月:4.1%)《TY》

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