英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英中央銀行は追加利上げ実施の公算

2022年3月12日 14:32

印刷

記事提供元:フィスコ


*14:32JST 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英中央銀行は追加利上げ実施の公算
■やや強含み、英中銀による追加利上げを想定した買いが入るも

今週のポンド・円はやや強含み。ウクライナ情勢の悪化による原油高を意識したポンド買いは縮小し、ユーロ安・米ドル高の相場展開が嫌気される場面があった。しかしながら、英中央銀行は3月17日に追加利上げを決定するとの見方が広がったこと、原油価格の高止まりが続いていることから、週末前にポンド買い・円売りが再び優勢となった。取引レンジ:150円98銭-153円40銭。

■下げ渋りか、英中央銀行は追加利上げ実施の公算

来週のポンド・円は下げ渋りか。ロシアとウクライナの停戦協議の行方は不透明であり、リスクオフのポンド売り・円買いが再び強まる可能性は残されている。ただ、17日開催の英中銀金融政策委員会(MPC)で追加利上げが予想され、一段のタカ派姿勢を受けポンド買いが強まりそうだ。原油価格の高止まりは引き続きポンド買い材料となる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・17日:英中央銀行が政策発表

予想レンジ:152円00銭-154円00銭《FA》

関連記事