日本政府、ロシア全土への渡航中止を勧告

2022年3月9日 08:37

印刷

記事提供元:スラド

外務省は7日、ロシアに関して渡航中止勧告に当たる「レベル3」に引き上げた。4段階で2番目に厳しいもので、ロシアへの渡航は目的に関係なく中止を求めている。タレコミにもあるが、米欧のロシア制裁によりロシア経由の航空便の運航停止が相次いでいる。今後はロシア出国に制約が出る可能性があることから、外務省は在留邦人に対して早めの商用便での出国を求めている。なおロシアから帰国する邦人とウクライナからの退避者に関しては、COVID-19の水際対策で制限する入国者数とは別枠で対応するとのこと(読売新聞産経新聞)。

maia 曰く、 ビザとマスターカードはロシアでのカード決済事業を停止する。またロシアの銀行が発行したカードは全世界で決済できなくなる(日経)。SWIFTからの締め出しやルーブル暴落はあるにしても、カードの停止は日常生活への影響が大きそうだ。なお中国の銀聯発行のカード(UnionPay)で凌ぐという話もある(ロイター)。欧米によるロシア機の領空飛行禁止(毎日)は、ロシアと(友好国?)を除く旅客便の停止につながっており、アエロフロートはリース機の差押えを懸念したのか、8日からベラルーシ便を除き飛行停止する(読売)。こうした状況を踏まえ、日本政府はロシア全土への渡航中止勧告を出し、商用機が飛んでいるうちの出国を促している(日経)。

 スラドのコメントを読む | 日本 | ニュース | アナウンス | 政府

 関連ストーリー:
MicrosoftやAdobeなど、ロシアで全製品の販売とサービス停止へ 2022年03月07日
英 BBC、ウクライナおよびロシア向けに短波放送を開始 2022年03月05日
ロシアへの批判広まる。北京パラでは選手参加を拒否、ゲームでも露チーム排除。プーチン確保に賞金1億も 2022年03月05日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事