日経平均VIは低下、株価底堅く推移し警戒感が後退

2022年3月3日 13:50

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記事提供元:フィスコ


*13:50JST 日経平均VIは低下、株価底堅く推移し警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-1.20(低下率4.39%)の26.12と低下している。なお、今日ここまでの高値は26.36、安値は25.75。

ロシアとウクライナの2回目の停戦協議が行われる予定と伝えられ、地政学リスクへの懸念がやや後退していることに加え、2月のADP雇用統計が予想を上回ったことや、パウエルFRB議長の議会証言が安心感となり、市場心理は改善しやすくなっている。こうした中、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。取引開始後は日経225先物は上値重いものの概ね底堅い動きとなっており、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、今日の日経VIは昨日の水準を下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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