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料理好きは必見! イギリス英語で楽しむ料理番組
イギリス英語に関心のある人のために、これまで何度かイギリスの映像作品を紹介してきた。今回は、料理に興味のある人のために、イギリスの有名シェフを何人か紹介したい。
【こちらも】初級レベルでも楽しめる! イギリス英語を学ぶのにおすすめの映画
比較的明瞭なRP(Received Pronunciation、イギリスの標準アクセント)を話す人たちなので、ふだん料理をしないという人にもおすすめできる。初中級レベルを脱し、さらに上のレベルの素材を探している人に最適だろう。
■Nigella Lawson
イギリスの料理研究家、Nigella Lawsonは日本でも知られた存在だろう。以前、NHK-BSで『ナイジェラの気軽にクッキング』という番組が放送されていたこともある。
Nigellaの作る料理はハイカロリーなものが多く、料理を作る際の参考になるかどうかは人を選ぶかもしれない。だがここで注目したいのは、彼女の料理ではなく、英語のアクセントだ。
セクシーな低音ボイスによる明瞭なRPが耳に心地よく、話のスピードも比較的ゆっくりで聞きやすい。それに、彼女の料理を作る様子は見ているだけでも楽しいので、まずは気軽にイギリスの標準アクセントがどんな感じか味わっていただきたい。
■Hugh Fearnley-Whittingstall
料理家であり、フードライターやジャーナリストでもあるHugh Fearnley-Whittingstallは、イギリスでは非常に有名な存在だ。彼の料理番組『River Cottage』は90年代からスタートし、形を変えつつ現在もイギリスの食文化を伝えてくれている。
今も「イギリス料理はまずい」と思っている人にはぜひ見てほしいし、自然食品やオーガニックフードに興味のある人にもおすすめだ。
そんなHughの話す英語は、Nigellaと同じくクリアなRPだ。Nigellaより早口に聞こえるかもしれないが、それはNigellaが1語1語強調するように意識して話すからだろう。Hughが特別早口というわけではないし、発音自体とても明瞭なので英語中級者にはちょうどよいだろう。また彼は本も出しており、彼自身のナレーションによるオーディオブック版もあるので、リスニング素材におすすめだ。
■Jamie Oliver
『裸のシェフ』で知られるJamie Oliverは、おそらくイギリスで最も有名な料理家の1人ではないだろうか。日本でもテレビ番組、書籍、DVD等、多数紹介されている。また、単に料理家としてだけでなく、フードロス削減などの社会事業にも力を入れている存在だ。
そんな彼の話す英語は、明瞭なRPを話す上の2人と違ってややコックニー寄りだ。といっても、それほど強いアクセントではないので、日本人の学習者にも理解しやすいだろう。数分単位のコンパクトな料理動画がYouTubeに多数アップされているので、料理の参考にも英語学習にも利用しやすい。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る)
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