ドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』世界に愛された大女優、名声の裏に隠された素顔とは?

2022年2月27日 16:04

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記事提供元:ファッションプレス

 オードリー・ヘプバーンの素顔に迫るドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』が、2022年5月6日(金)より公開される。監督はヘレナ・コーン。

■オードリー・ヘプバーン“知られざる素顔”に迫るドキュメンタリー

 オードリー・ヘプバーンは、銀幕で数々の名作を残し、“永遠の妖精”として世界中の人々に時を超えて愛されている女優。映画『ローマの休日』の主演女優に大抜擢されると、初の主演作&24歳にしてアカデミー賞主演女優賞を受賞。一世代に一人と言われるその圧倒的な美貌でファッションアイコンとしても注目を集め、ハリウッド黄金期の伝説的スターとなった。

■世界から「愛された」スターは、誰より「愛すること」を信じた

 映画『オードリー・ヘプバーン』は、大スターでありながら、これまであまり語られてこなかったオードリーの素顔に迫る長編ドキュメンタリーだ。世界中から「愛されていた」オードリー・ヘプバーン。しかし実際には、愛される喜びを知らず、誰より「愛すること」を信じ、貫いたひとりの人間であった...。貴重なアーカイブ映像や近親者へのインタビューと共に、名声の裏に隠された彼女の“本当の姿”を探る。

■<映画『オードリー・ヘプバーン』あらすじ>

 幼少期に経験した父親による裏切り、そしてナチス占領下のオランダという過酷な環境で育ったオードリーは、過去のトラウマと一生涯向き合わねばならなかった。この経験は彼女のバレエダンサーになるという夢を奪い、私生活にも影を落とすこととなった。

『ローマの休日』から、彼女は輝かしい映画女優として活躍する一方、幾度の離婚を繰り返して愛に破れていくが、育児のために女優業を休業するなど、子供達への深い愛情を注いでいく。そして後年、ユニセフ国際親善大使として自身の名声を善のために尽くすことで、ようやく心穏やかに過ごす方法を見出したのだった。

最初は戦争の犠牲者として動き出した人生を、のちには慈善活動を通して大勢の人たちに癒しと救済をもたらしたことで、オードリーは自分の力で満ち足りた人生を送ることができたのだった。

■<劇中に登場する人物たち>

 ・リチャード・ドレイファス
『アメリカン・グラフィティ』『ジョーズ』などに出演するアカデミー賞受賞俳優。オードリーが俳優時代を共にした仲間。

・ピーター・ボクダノヴィッチ
『ラスト・ショー』などで知られる、アカデミー賞ノミネート監督。

・ショーン・ヘプバーン・ファーラー
オードリーの長男。

・エマ・キャスリーン・ヘプバーン・ファーラー
オードリーの孫。

クレア・ワイト・ケラー
ジバンシィ(Givenchy)の元アーティスティックディレクター。オードリー・ヘプバーンは、ジバンシィ創業者のユベール・ド・ジバンシィのミューズであり、友人であったことも有名。ユベール・ド・ジバンシィは『麗しのサブリナ』『ティファニーで朝食を』『おしゃれ泥棒』などの衣装提供を行った。

【詳細】
ドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』
公開日:2022年5月6日(金)
監督:ヘレナ・コーン
出演:オードリー・ヘプバーン、ショーン・ヘプバーン・ファーラー、エマ・キャスリーン・ヘプバーン・ファーラー、クレア・ワイト・ケラー、ピーター・ボクダノヴィッチ、リチャード・ドレイファス

100分/2020年/イギリス/5.1ch/ビスタ/字幕翻訳:佐藤恵子/原題:“Audrey”
配給:STAR CHANNEL MOVIES

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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