英ポンド週間見通し:下げ渋りか、原油高継続の可能性残る

2022年2月19日 14:41

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記事提供元:フィスコ


*14:41JST 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、原油高継続の可能性残る
■伸び悩み、原油高一服で利食い売り強まる

今週のポンド・円は伸び悩み。英中央銀行による追加利上げ観測や原油高を意識したポンド買いは一巡し、利益確定を狙ったポンド売りが増えた。ロシアによるウクライナ侵攻の可能性は残されているものの、イランの石油輸出増加観測で原油先物は反落し、リスク選好的なポンド買い・円売りは縮小した。取引レンジ:155円31銭-157円29銭。

■下げ渋りか、原油高継続の可能性残る

来週のポンド・円は下げ渋りか。米金融正常化への思惑やウクライナ情勢の不透明感で世界的な株安が予想される。ただ、原油価格は下げ止まる可能性があること、英中央銀行金融政策委員会(MPC)は3月にも追加利上げに踏み切る公算は依然として大きいことから、ポンドは売りづらい展開となろう。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・21日:2月製造業PMI(1月:57.3)
・21日:2月サービス業PMI(1月:54.1)

予想レンジ:155円00銭-157円50銭《FA》

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