新興市場銘柄ダイジェスト:ロボペイは大幅に4日ぶり反発、ブロードエンターがストップ高

2022年2月17日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ロボペイは大幅に4日ぶり反発、ブロードエンターがストップ高
<7320> 日本リビング保証 1813 +70
大幅に続伸。収益用不動産(固定資産)として東京都世田谷区の共同住宅を取得すると発表している。土地面積は234.34平方メートルで、建物の延床面積は433.15平方メートル、建築年月は19年7月。取得価格は3.61億円。購入先は非開示。保有する自己資金の適正な活用を図り、安定的な運用収入を得ることが目的。収益用不動産の取得は利益の拡大に資するとの期待から、買いが入っているようだ。

<7353> KIYO 767 -88
上場来安値。新たな手掛かりは出ていないが、14日に開示した決算が引き続き売り材料視されている。21年12月期の営業利益は成長を優先させて広告宣伝費を積極的に投下したことから、会社計画(1.73億円)を下回る前期比13.9%減の1.48億円となった。22年12月期の営業利益予想は1.1%増の1.50億円としたものの、20年12月期実績(1.72億円)を下回る水準にとどまっており、下値を探る展開が続いている。

<4415> ブロードエンター 1139 +150
ストップ高。決算説明資料で収益認識に関する会計基準適用後の24年12月期の売上高予想を67.64億円、売上総利益予想を34.10億円とするシミュレーションを開示し、買い材料視されている。同基準での21年12月期の実績は売上高が15.85億円、売上総利益が8.21億円。14日に開示済みの22年12月期の売上高予想は34.26億円にとどまっていただけに、その後の高成長を示す試算がポジティブ・サプライズになったとみられる。

<7048> ベルトラ 470 -1
もみ合い。21年12月2日に発行した新株予約権のうち3000個(交付株数30万株)が権利行使されたと発表している。発行総数(2万3110個)に対する割合は13.0%で、未行使は1万8010個。大量行使で株式価値の希薄化懸念が後退するとの見方から買いが入っている。また、14日に開示した21年12月期の営業損益がコスト見直しなどで10.98億円の赤字(前期実績13.33億円の赤字)に縮小したことも引き続き好感されているようだ。

<4583> カイオム 178 0
朝高後、値を消す。がん治療用抗体CBA-1535に関する治験計画届を医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出したと発表している。CBA-1535は患者が元来保有する免疫機構を司るT細胞の働きを活性化し、がん細胞を攻撃するがん治療用多重特異性抗体。PMDAによる初回治験計画届の30日調査が終了した後、治験実施施設での審査と治験実施施設との契約を経て被験者登録・投与を開始する。

<4374> ロボペイ 1663 +233
大幅に4日ぶり反発。1月の売上高(速報ベース)を前年同月比32.0%増の1.37億円と発表している。このうち経理DXツールの請求管理ロボは58.8%増の0.55億円、サブスクリプションビジネスの決済などを取り扱うサブスクペイは19.4%増の0.80億円だった。堅調な売上高が好感されていることに加え、ROBOT PAYMENT株は16日に上場来安値を記録しており、自律反発を期待した買いも入っているようだ。《ST》

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