今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに縮小する可能性は低い見通し

2022年2月14日 08:16

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記事提供元:フィスコ


*08:16JST 今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに縮小する可能性は低い見通し
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決定し、ユーロ・円は一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)まで戻し、さらに137円50銭(2018/2/2)まで買われた。ウクライナを巡るロシアと米国(NATO)の対立は解消されていないこと、ウクライナのNATO加盟問題については予断を許さない状況がしばらく続くとみられている。そのため、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

【ユーロ売り要因】
・ラガルドECB総裁は早期利上げを否定
・ウクライナを巡る米国とロシア(NATO)の対立
・ユーロ圏と米国の金利差拡大観測

【ユーロ買い要因】
・オミクロン株の感染流行はピークをつけた可能性
・エネルギー価格の安定
・ロシアと独仏の対話継続《FA》

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