NY株式:米国株式市場は続落、露の速やかなウクライナ侵攻を警戒

2022年2月12日 10:19

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記事提供元:フィスコ


*10:19JST NY株式:米国株式市場は続落、露の速やかなウクライナ侵攻を警戒
ダウ平均は503.53ドル安の34,738.06ドル、ナスダックは394.48ポイント安の13,791.16で取引を終了した。

数人の連邦準備制度理事会(FRB)高官が大幅な利上げを支持しない考えを示したため、寄り付き後、上昇。その後、発表された2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったため景気回復懸念に下落に転じた。加えて、米国政府が早くて今週末にもロシアがウクライナ侵攻に踏み切る可能性を警告したため警戒感から売りが加速。終日軟調に推移した。セクター別ではエネルギーが上昇した一方で、半導体・同製造装置や自動車・自動車部品が下落した。

防衛会社のロッキードマーチン(LMT)は地政学的リスクの上昇を受けて、上昇。石油会社のエクソンモービル(XOM)、エネルギー会社のシェブロン(CVX)やヘス(HES)も原油高を受けた収益拡大期待から上昇した。防衛関連銘柄として通信のベライゾン(VZ)も買われた。一方、スポーツアパレルメーカーのアンダーアーマー(UAA)は決算が予想を上回ったものの、サプライチェーン混乱などが影響し弱い業績見通しを発表、また、輸送費の上昇を警告したため、下落。後払い決済サービスのアファーム(AFRM)はアナリストの投資判断引き下げで下落した。

NY原油先物は94.66ドルまで上昇し2014年以来の最高値を更新した。

(Horiko Capital Management LLC)《YN》

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