日経平均VIは低下、株価上昇で警戒感は緩和

2022年2月8日 13:51

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記事提供元:フィスコ


*13:51JST 日経平均VIは低下、株価上昇で警戒感は緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比-1.31(低下率5.41%)の22.89と低下している。なお、今日ここまでの高値は23.36、安値は22.73。

昨日の米株式市場で主要指数がまちまちの動きとなったが、それを受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。市場では、米金融政策を巡る不透明感やインフレ長期化観測、緊張が続くウクライナ情勢、国内での新型コロナ感染拡大などに対する懸念が継続しているが、今日は取引開始後も日経225先物が底堅い動きとなっていることから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和し、日経VIは昨日の水準を下回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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