ヤマダHD、顧客から回収の調理器具を再資源化 群馬で実証実験

2022年1月15日 09:19

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実証実験のチラシ(ヤマダHD発表資料より)

実証実験のチラシ(ヤマダHD発表資料より)[写真拡大]

 ヤマダホールディングス(HD)は、顧客から回収した調理器具をグループ内企業で再資源化する実証実験を、群馬県内で15日から始める。ヤマダHDグループが展開する環境保護事業の「ヤマダグリーン」の一環で、環境負荷の低減を目指す。

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 実証実験の窓口になるのは、「LABI1 LIFE SELECT 高崎」(群馬県高崎市栄町)、「家電住まいる館YAMADAみどり店」(みどり市笠懸町)、「インテリアリフォームYAMADA前橋店」(前橋市日吉町)の3店舗。

 対象商品はフライパン、鍋、やかんで、土鍋や電化調理器具は対象外となる。来店客が対象商品購入の際に使わなくなった調理器具を3店舗に持ち寄ると、買い上げ点数と同数を引き取る。ヤマダ会員には引き取りに合わせてポイントを付与する。

 引き取った調理器具はグループ内の廃家電リサイクル会社・東金属で金属の再資源化をしたあと、メーカーなどに送られ、商品に再利用される。これをヤマダデンキで販売することにより、金属資源の循環が生まれる。

 ヤマダHDは環境保護の取り組みの総称としてヤマダグリーンをスタートさせ、一定の基準を満たした商品に対してヤマダグリーンの環境マークを添付している。ヤマダグリーンの「グリーン」という言葉には、緑だけでなく、GLOBAL(包括的な)、RESOURCE(資源)、ECOLOGY(資源環境保護)、EVOLUTION(進化)、NEXT(次の時代へ)の意味も込めている。

 金属資源は廃棄しても地上から消えることがないため、回収すれば再生利用できる。リサイクルで鉄は75%、アルミニウムは97%のエネルギー節約も可能とされ、資源の乏しい日本にとって地下資源に変わる地上資源の鉱脈と期待されている。しかし、地方自治体がごみとして回収した金属は十分な資源回収をできないまま、埋め立て処分されているケースも目立つ。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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