カワサキ、Zの系譜から新モデル「Z650RS」発売へ 50周年記念モデルも

2022年1月10日 15:52

印刷

Z650RS(画像: カワサキモータースジャパンの発表資料より)

Z650RS(画像: カワサキモータースジャパンの発表資料より)[写真拡大]

  • Z650RS:発表資料より
  • 燃料タンク:発表資料より
  • 2眼式メーター:発表資料より
  • 丸形LEDヘッドライト:発表資料より
  • 649cm³水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブエンジン:発表資料より
  • Z650RS 50th Anniversary:発表資料より

 カワサキモータースジャパンは、レトロスポーツモデル「Z900RS」の流れを継いだ新モデル「Z650RS」を、4月28日に発売すると発表した。価格は101万2,000円(消費税込、カワサキケア含む)。

【こちらも】カワサキ「W800」から新カラーと新グラフィック 12月17日発売

■諸元

 Z650RSは、型式8BL-ER650M、全長2,065mm、全幅800mm、全高1,115mm。燃費は23.0km/L(WMTCモード、1名乗車時)。カラーリングはキャンディエメラルドグリーン、メタリックムーンダストグレー×エボニーの2色。

■主要装備

 燃料タンクは12L入るレトロスタイルを採用。2眼式メーターもレトロなアナログ式スピードメーターとタコメーターを採用している。メーター中央部には燃料計、シフトポジションなどを表示する液晶パネルを装備。

 ヘッドライトは視認性を向上させた白色光を放つ丸形のLEDヘッドライトを採用した。ロービームとハイビームの2室に分かれており、モダンな雰囲気を押し出すためにリングにグルービングと呼ばれる溝加工を施している。

 ライディングポジションは誰もが乗りやすいように800mmのシート高にしており、足つき性もしっかり考慮されている。ハンドルはワイド&フラット、クラッチとブレーキレバーは5段階の調整ダイヤル付きとなっている。

■パワーユニット

 車名の650からわかるように、エンジンは649cm3水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブエンジンを採用。エアクリーナーボックスは吸気口を1つにし、スリムな形状にしたことで低中回転域での性能とレスポンスを向上している。

 日々のレース活動からフィードバックを得て開発したアシスト&スリッパークラッチシステムを採用。アシストカム、スリッパ―カムの2種類を適宜作動させることによってさまざまな機能が使える。

■フレーム&サスペンション

 フレームは13.5kgのトレリスフレーム、軽量スイングアームを採用したことに加え、1,405mmのショートホイールベース、2.6mの回転半径を実現。扱いやすいハンドリングと良好な取り回しを提供する。

 サスペンションは、マスの集中化を図り軽快なハンドリングを実現するため、ホリゾンタルバックリンクリヤサスペンションを採用している。

■オプションパーツ

 Z650RSのオプションパーツには、フロントアクスルスライダー、左右セットのフレームスライダー、サイドカバー、フレームカバー、ラジエータースクリーン、タンクエンブレムなどが用意されている。

■アニバーサリーモデル「Z650RS 50th Anniversary」

 Z誕生50周年を記念し、アニバーサリーモデル「Z650RS 50th Anniversary」も4月28日に発売する。

 カワサキの名車「カワサキ 900 super4」(通称:Z1)をオマージュするファイヤーボールカラーを採用。フューエルタンクの塗装には独自技法で重ね塗りする工程を踏み、特別感を出している。Z50周年ロゴ、専用エンブレムが採用されていることも特徴だ。価格は110万円(消費税込)。(記事:キーパー・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事