NY株式:NYダウ59ドル安、ハイテクが重し

2022年1月1日 07:39

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記事提供元:フィスコ


*07:39JST NY株式:NYダウ59ドル安、ハイテクが重し
ダウ平均は59.78ドル安の36338.30ドル、ナスダックは96.59ポイント安の15644.97で取引を終了した。中国のPMIが予想を上回ったことを好感した買いや、新年度に向けた買いが優勢となり寄り付き後、上昇。その後、欧米で新型コロナ感染件数が連日過去最多を記録する中、航空便の欠航などが続き回復停滞への不安もくすぶり、下落に転じた。年末で参加者が限定的で、ハイテクの売りや利益確定の売りが重しとなり引けにかけては下落幅を拡大。セクター別では食・生活必需品小売りが上昇した一方、メディア・娯楽が下落した。

製薬会社ファイザ—(PFE)は英国当局が18歳以上の比較的軽症な患者に対し同社製新型コロナ経口薬の利用を承認したことが好感され上昇。一方、クルーズ船を運営するカーニバル(CCL)、ノルウェージャン(NCLH)は疾病管理予防センター(CDC)による新型コロナのオミクロン変異株急拡大を受けたクルーズ船利用の警告レベル引き上げが引き続き影響し、下落。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)はアナリストの投資判断引き下げを受け下落した。また、6月に上場したばかりの中国の滴滴出行(DIDI)は、当局の圧力でニューヨーク証券取引の上場廃止決定を受けた売りが継続。

S&P500種指数は21年27%高で終了と、3年連続で2桁台の上昇率となった。

Horiko Capital Management LLC《FA》

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