今日の為替市場ポイント:株高持続への期待で円買い抑制も

2021年12月27日 08:24

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記事提供元:フィスコ


*08:24JST 今日の為替市場ポイント:株高持続への期待で円買い抑制も
24日のドル・円は、東京市場では114円51銭から114円30銭まで下落。欧米市場では、114円34銭から114円44銭で推移し、114円41銭で取引終了。本日27日のドル・円は主に114円台で推移か。新型コロナウイルス変異株(オミクロン株)の感染拡大が警戒されているが、欧米諸国の株高持続への期待は残されており、リスク回避的な円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

報道によると、南アフリカ政府は12月24日、新型コロナウイルスの陽性者と接触しても無症状の場合は隔離や検査は必要ないとの方針を発表した。保健省の発表によると、「無症状の接触者の隔離は必要ないが、5-7日間は経過を観察し、人が多く集まる場所は避けるべき」としている。23日時点で南アフリカにおける新規感染者は2万人を超えているが、保健省は新たな方針を決めた理由について、人口の60%がワクチン接種や感染したと推計し、無症状者が多いことや診断症例が少ないことを挙げている。南アフリカ政府が決めた方針と同様の措置が他国で導入されるとの見方は少ないものの、「オミクロン変異株の感染者はデルタ株に比べて入院リスクが低い」との見方は広がっているため、主要国の経済活動がただちに停滞する可能性は低いとみられる。《FA》

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