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保育施設の空気質を見える化 感染リスクに対応 UPDATERが実証実験
保育施設の空気循環を見える化する。空気質モニタリング「MADO」設置の様子。(画像はUPDATER発表資料より)[写真拡大]
UPDATER(東京都世田谷区)は17日、総合保育サービスを展開する明日香と共同で、保育環境下での空気質のモニタリング実証実験を開始すると発表した。保育施設はコロナ対策を実施しているものの、感染リスクに不安を感じているのが実態。施設内の空気循環を調査し改善につなげる。
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実験は、「空気の見える化」を手掛けるエアテック事業「みんなエアー」が実施する。保育施設は感染症対策を行っているが、効果検証などは万全ではない。CO2等濃度計を用いて空気質のモニタリングを行い、空気循環の状況を把握する。必要がある場合は改善策を提案する。また、保育関係者に空気の状態を見える化することで、コミュニケーションにどのような影響があるかなども観察する。
明日香が運営する保育施設に設置するのは、空気質の計測器「MADO」。CO2だけでなく揮発性のガスやPM2.5まで数値化する。24時間、継続観測を行ってデータをクラウド上に送信。情報はタブレットに表示したり、事業者が一括管理するなどできる。
今回の実証実験では、保育施設を運営する明日香だけでなく、園児の保護者にもサイネージを通して見える化する。事業者側はデータを分析し、改善が必要な場合は対策を検討、その情報を保護者に共有する。
UPDATERが行った実態調査によると、ほぼすべての保育施設でコロナ対策を行っていることが分かったが、96.2%の保育士・幼稚園教諭が子供からの感染リスクに不安を感じていることが明らかになった。88.5%が空気の可視化による改善に期待を寄せていることも分かったと言う。
みんなエアー事業責任者の碓氷友美氏は「感染症拡大でこれまで無意識だった空気の質が気になる方が大変多くいらっしゃるのでは。見える化することで安心してコミュニケーションがとれる空気づくりをサポートしていきたい(中略)」とコメントしている。
尚、同社は空気を可視化し安心して過ごせる100万スポットをつくるプロジェクトを手掛けている最中。丸井グループやTBSラジオなど全国の2000施設にサービスを導入している。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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