後場の日経平均は326円安でスタート、レーザーテックや東エレクが下落

2021年12月17日 13:01

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28739.75;-326.57TOPIX;1994.49;-18.59


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比326.57円安の28739.75円と、前引けから下げ幅を広げてスタート。ランチタイム中の225先物は28640~28750円のレンジで下げ基調で推移。ドル・円は1ドル=113.60-70円と朝方とほぼ同水準での動き。アジア市況は総じて軟調で、上海総合指数および香港ハンセン指数ともに下落、ハンセンは1%を超える下落率となっている。英国中央銀行が予想外に利上げに踏み切ったこともあり、米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派スタンスにも改めて意識が向くなか、前日の米株市場の動きを引き継ぎ、東京市場でも半導体関連を中心にハイテク株に売りが広がっている。香港ハンセン指数が寄り付きから下げ幅を広げる展開になっていることも嫌気され、週末要因も重なるなか手仕舞い売りが強まっているもよう。後場、さらに下げ幅を広げて始まった日経平均は25日移動平均線を大きく割り込み、下値模索の展開となっている。下げ幅は400円に迫っている。

 セクター別では精密機器、サービス業、金属製品などが下落率上位に並んでいる一方、鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属などが上昇している。東証1部の売買代金上位では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、OLC<4661>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>などを筆頭に主力株全般が大きく下落している。《CS》

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