学情  21年10月期は増収・2ケタ増益、期末配当金の増配を発表

2021年12月16日 18:20

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記事提供元:フィスコ


*18:20JST 学情 ---21年10月期は増収・2ケタ増益、期末配当金の増配を発表
学情 <2301>は13日、2021年10月期決算を発表した。売上高が前期比8.8%増の62.22億円、営業利益が同53.1%増の18.19億円、経常利益が同46.9%増の20.14億円、当期純利益が同49.2%増の13.83億円となった。

主たる事業である就職情報事業の売上高は前期比9.3%増の59.64億円となった。「あさがくナビ」に関しては、「ダイレクトリクルーティングサイト」での効果が評価されたことに加え、「Job Tubeシリーズ」等のオプション企画商品も好評で、売上高は同18.3%増の14.18億円となった。「就職博」に関しては、緊急事態宣言の発出による影響もあるが、学生とのリアルな接点に対するニーズや内定辞退に対応する即応性が人気となり、売上高は前年同期比で第3四半期が12.3%増、当第4四半期が7.9%増となった。その結果、「就職博」の売上高は同13.2%減の15.35億円となり、第2四半期累計期間時点の同37.8%減、及び第3四半期累計期間時点の同21.2%減から大きく改善した。「Re就活」に関しては、2021年7月に大幅なアップグレードを行うなど、毎年、企業側、求職者側双方のニーズに対応し、売上高は同16.2%増の14.40億円となった。また、「Re就活エージェント」による人材紹介事業も好調に推移し、紹介決定数が前年同期比62.7%増となり、売上高は同26.0%増の2.76億円となった。「公的分野商品」に関しては、新たな事業の受託が好調に推移し、売上高は同46.5%増の7.12億円となった。

2022年10月期通期の業績予想については、売上高が64.00億円、営業利益が15.90億円、経常利益が17.50億円、当期純利益が11.60億円を見込んでいる。2022年10月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、業績予想は当該会計基準等を適用した後の金額となっており、対前期増減率は記載していないが、従来基準での参考値では売上高70.00億円・13.6%増、営業利益20.90億円・14.9%増、経常利益が22.50億円11.7%増を見込んでいる。

また、2021年10月期の期末配当金については、業績の好調により直近予想1株当たり配当金17.00円から4.00円増配の21.00円とすることを発表した。《ST》

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