欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、オミクロン株警戒も米引き締め加速に期待感

2021年12月14日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、オミクロン株警戒も米引き締め加速に期待感
14日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。新型コロナウイルス・オミクロン株感染による初の死亡が英国で確認され、リスク回避の円買いに振れやすい。ただ、米金融引き締め加速への期待感でドル売りは後退しそうだ。

英国でオミクロン株による死者が初めて確認されたことを受け、ポンドは全面安に。また、米10年債利回りの低下でドル売りも進み、ユーロ・ドルは1.13ドル付近に浮上、ドル・円は113円30銭台に下げる場面もあった。本日アジア市場では中国本土でのオミクロン株確認が材料視され、日経平均株価など主要指数の軟調受けた円買いが主要通貨を下押し。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めようとドル売りは抑制された。

この後の海外市場でもオミクロン株の感染状況が材料視され、株式や原油が軟調ならリスク回避的な円買いに振れやすい。一方、本日から開催されるFOMCでは引き締め加速への期待が続く。39年ぶりの高水準となった前週末の消費者物価指数(CPI)に続き、今晩の生産者物価指数(PPI)も記録的な伸びが示されれば金利高・ドル高の要因となりやすい。ドル・円は円買いに押されながらも、早期利上げなどへの思惑で下げづらい値動きとみる。

【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・10月鉱工業生産(前月比予想:+1.3%、9月:-0.2%)
・22:30 米・11月生産者物価指数(前月比予想:+0.5%、10月:+0.6%)
・米連邦公開市場委員会(FOMC、15日まで)《FA》

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