後場の日経平均は142円安でスタート、リクルートHDやエイチ・アイ・エスが下落

2021年12月10日 13:13

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28582.65;-142.82TOPIX;1983.40;-7.39


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比142.82円安の28582.65円と、前引けから下げ幅を広げてスタート。ランチタイム中の225先物は28500~28540円の非常に狭いレンジでのもみ合い。ドル・円は1ドル=113.50-60円前後と朝方とほぼ同水準での動き。アジア市況は総じて軟調で、上海総合指数および香港ハンセン指数ともに売り優勢の展開。前引けにかけて下げ渋った日経平均だが、後場は再び下げ幅を広げて始まっている。今晩の11月米消費者物価指数(CPI)では記録的な高い伸びが予想されており、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での早期金融引き締め懸念がさらに強まりかねない。先物・オプション取引に係る特別清算指数算出(メジャーSQ)を終え、買い戻しも一巡しており、イベントを前にした警戒ムードが漂うなか売り優勢となっている。

 セクター別ではサービス業、精密機器、空運業などが下落率上位に並んでいる一方、その他製品、保険業、鉱業などが上昇率上位に並んでいる。東証1部売買代金上位では、レーザーテック<6920>、リクルートHD<6098>、エイチ・アイ・エス<9603>、マネックスG<8698>、アドバンテスト<6857>などが大きく下落。ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、ソフトバンク<9434>、武田薬<4502>、信越化<4063>なども軟調。一方、川崎汽船<9107>、任天堂<7974>、日立<6501>、キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、日本電産<6594>などが買われている。《CS》

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