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Windows 11ビルド 22000.282、AMDプロセッサーの L3キャッシュレイテンシー増加問題を修正
Microsoft は 15 日、Windows 11 ビルド 22000.282 を Windows Insider Program のリリースプレビューチャネルと Beta チャネルで提供開始した (Windows Insider Blog の記事)。
Windows 11 がサポートする AMD プロセッサーでは Windows 11 上の特定アプリでパフォーマンスに影響する 2 点の問題が確認されている。その一つは L3 キャッシュのレイテンシーが 3 倍に増加することがあるというもので、先日リリースされた Windows 11 初の月例更新 KB5006674 (ビルド22000.258) ではさらに悪化したと報じられていた。ビルド 22000.282 ではこの問題が修正されている。
Wccftech によれば、パッチはオプションの更新プログラム (リリース「C」) として 10 月 19 日に一般提供開始だという。また、もう一つの問題 (UEFI CPPC2 がスレッドのスケジュール割り当てでプロセッサーの最も速いコアを優先しない) については AMD が修正版ドライバーを完成させており、10 月 21 日に一般提供開始すると Wccftech は述べている。
このほか本ビルドではスタートメニューが Windows 11 スタイルにならない問題や、レジストリで非アスキーテキストを使用する構成で Stop 0x38 エラーが出る問題、PowerShell の Move-Item コマンドでディレクトリをその子ディレクトリへ移動しようとした場合に子ディレクトリが無限に作られる問題など、数多くの問題が修正されている。また、PrintNightmare 脆弱性に関連してプリンタードライバーのインストールを管理者のみに制限するグループポリシー構成が有効になる。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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