アウトソーシング 警備事業運営のアークグループ2社買収、業種分散を通じた業績平準化推進へ

2021年10月12日 11:16

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記事提供元:フィスコ


*11:16JST アウトソーシング---警備事業運営のアークグループ2社買収、業種分散を通じた業績平準化推進へ
アウトソーシング<2427>は8日、アーク警備システム、アークミライズの2社(アークグループ2社)の全株式を取得し、子会社化したと発表した。

同社はかねてより、ボラティリティの高い製造系アウトソーシング事業とはサイクルが異なる分野や景気変動の影響を受けにくい事業分野への業容拡大により、業績の平準化と成長基盤の強靭化を推進してきた。警備請負・セキュリティ事業は、エッセンシャルワーカー領域として堅調な市場拡大が見込めるほか、50歳以上の就業機会を確保することでグループとして雇用の長期化が期待できる事業と位置付けている。

アークグループ2社は、東京・神奈川・千葉・埼玉の一都三県を中心に、交通誘導警備請負業務・雑踏警備請負業務を展開している。長年の実績を背景とする強固な営業ネットワーク、管理ノウハウ、教育ノウハウを有する。ドローン等の最先端技術を警備業務に取り入れ、新しい挑戦も続けており、建設会社を中心とする取引先からの信頼も高く安定した売上基盤を有している。同社のグループに参入することで、アークグループ2社においては、同社の採用力や営業力等の経営資源を活用することで業容拡大が期待できる。また、同社ではアークグループ2社とのシナジーにより実績を積み上げることで、国内警備請負事業の事業発展だけでなく、サービス系事業の業容拡大による業種分散を通じた業績平準化も図れると考えている。《ST》

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