欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米当局者発言を好感も利益確定売りで

2021年9月28日 17:25

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記事提供元:フィスコ


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米当局者発言を好感も利益確定売りで
28日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米金融当局者から引き締めに前向きな発言が聞かれれば、ドル買いに振れやすい。ただ、ドルは約3カ月ぶりの高値圏に浮上しており、利益確定売りが上値を抑える可能性があろう。

前日発表された米耐久財受注は予想を上回る内容となったほか、米当局者から強気な発言が聞かれた。それらを受け前週末からの米10年債利回りの上昇を受けたドル買いが続き、ユーロ・ドルは1.17ドル付近の安値圏でもみ合い、ドル・円は111円台を回復している。本日アジア市場は日経平均株価が弱含んだものの、上海総合指数と香港ハンセン指数はプラスで推移。また、資源国通貨への買いが強まり、円売り地合いが鮮明になった。

この後の海外市場では、米国のイエレン財務長官やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長など当局者の発言が注目される。両氏は上院で、新型コロナウイルスに関する支援を盛り込んだ法案について証言する予定。他にFRB理事や連銀総裁も討論会など発言機会を持ち、今後の引き締めにタカ派的な見解を示せば金利高・ドル高の地合いが予想される。ただ、ドル・円は今年7月の年初来高値111円66銭(日銀データ)を意識した利益確定売りが上値を抑えそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・8月卸売在庫速報値(前月比予想:+0.8%、7月:+0.6%)
・22:00 米・7月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+1.5%、6月:+1.6%)
・22:00 米・7月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数(前年比予想:+20.00%、6月:+19.08%)
・22:00 エバンス米シカゴ連銀総裁あいさつ(支払システムに関する会議)
・23:00 米・9月消費者信頼感指数(予想:115.0、8月:113.8)
・23:00 米・9月リッチモンド連銀製造業指数(予想:10、8月:9)
・23:00 パウエル米FRB議長、イエレン米財務長官が上院銀行委員会出席
・02:00 米財務省・7年債入札
・02:40 ボウマン米FRB理事オンライン討論会参加(地域金融機関関連)
・04:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁オンライン討論会参加(経済見通し)
・08:00 ブラード米セントルイス連銀総裁オンライン討論会参加(米国経済と金融政策)
・欧州中央銀行(ECB)フォーラム(29日まで)《FA》

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