GMOクリック証券、CFDに7銘柄追加 米国株CFDを強化

2021年9月27日 11:41

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 GMOクリック証券は27日、CFD取引サービスに7銘柄を追加した。取引開始時間は「芸国NQ100ミニ」は7時、「北海原油」は9時、米国株5銘柄は22時30分から。なお、CFD取引とは差金決済取引のことを指す。

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 今回追加された銘柄のポイントとして、主に米国株CFDの充実を図る目的があると言う。米国最大の暗号試算(仮想通過)取引所である「コインベース」をはじめ、米国決済大手「スクエア」「ペイパル」など5銘柄を追加。この他、米国NQ100を小口で取引できる「米国NQミニ」、さらに「北海原油」も追加。原油に関しては、既存の「WTI原油」に追加される形となる。

 7銘柄の追加により、GMOクリック証券で取り扱うCFD取引サービスの対象銘柄は140本となる。

 7銘柄うち、株式CFDは5銘柄。「NVIDIA」「コインベース」「スクエア」「ペイパル」「マイクロストラテジー」で、いずれも通貨は米ドル。レバレッジは5倍としている。

 株式指数CFD「米国NQ100ミニ」はレバレッジは10倍。商品CFD「北海原油」はレバレッジ20倍としている。

 GMOクリック証券では、CFD取引アプリ「GMOクリックCFD」を提供している。スマートフォンからすべての取引が完結するサービスで、これまでCFD取引の経験がない投資家でもより身近に手軽に利用できるサービスを展開している。資金を投じた本番の取引の前に、チャートや注文などのデモ取引も利用可能。またCFDでは、取り扱う外国株への投資でも両替が不要で日本円のまま取引ができる。

 CFD取引とは、為替や株式、株価指数、原油、金などさまざまな投資対象を取り揃えている。CFD取引の投資対象が為替の場合は、FX(外国為替証拠金取引)となる。そのためCFD取引全体の流れは、FXとほぼ同一であると言える。ただしレバレッジは銘柄や通貨によって異なる。

 CFD取引の特徴として、夜間や祝日も取引可能であるという点が挙げられる。また、株式投資のように買い注文からではなく、売り注文から取引を始めることができることも特徴だ。(記事:大野 翠・記事一覧を見る

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