劇場版『きのう何食べた?』西島秀俊×内野聖陽で“京都旅行編”を映画化

2021年9月4日 16:30

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記事提供元:ファッションプレス

 『きのう何食べた?』が、西島秀俊・内野聖陽のダブル主演で映画化。劇場版『きのう何食べた?』として2021年11月3日(水・祝)より、全国東宝系にて公開される。

■西島秀俊×内野聖陽の『きのう何食べた?』が映画化

 『きのう何食べた?』は、累計発行部数700万部(電子版含む)突破のよしながふみによる人気漫画で、西島秀俊・内野聖陽のダブル主演でドラマ化された人気作品。2019年4月クールにテレビ東京系列にて放送されたドラマ版は、ドラマ24枠シリーズ平均でタイムシフト視聴率が歴代最高を記録するなど、深夜ドラマ枠としては異例の大ヒットを記録した。

■男2人暮らしの“ほっこり”する日常を描く

 物語の中では、2LDKのアパートで同居する、料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗、通称・シロさんと、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二、通称・ケンジの毎日の食卓を通して浮かび上がる、男2人暮らしの人生の機微を描いている。

 2LDK男2人暮らしのほろ苦くもあたたかい毎日と日々と、主人公2人の愛情ある関係性は、見ているだけで“ほっこり”心が温まると、幅広い世代の女性の心を射止めた。

■「京都旅行編」を映画化

 劇場版では、原作の8巻で描かれた「京都旅行編」を映画化。原作ファンの中でも非常に人気の高い物語だ。南禅寺や八坂通りをはじめとした京都定番の観光名所を連れ立って歩く姿や、趣のある旅館で美味しそうな食事を前に微笑む姿など、2人の仲睦まじい様子をスクリーンで目にすることができる。

 ところが、この旅行中に賢二は史郎からショックな話を切り出され、それをきっかけに2人は互いの心の内を明かすことができなくなってしまう。そんななか、史郎は、賢二が見知らぬイケメンの青年と歩いている姿を目撃し…?!2人は当たり前だった平凡な日常を取り戻すことはできるのか?

■ドラマ版より西島秀俊×内野聖陽が続投

 展覧会も開催されるなど、人気の熱冷めやらぬ中、決定した映画化。今回も、ドラマ版と同じくシロさんを西島秀俊、ケンジを内野聖陽が演じる。

 西島秀俊は「ドラマからずっと応援して下さった皆様のお力で、映画化が決定しました。ケンジや仲間達との再会が今からとても楽しみです。スクリーンでより丁寧に、2人の温かく優しい生活をお届けしたいと思います。劇場版でも変わらぬ2人の姿をご覧頂けるよう、心を込めて演じたいと思います。」とコメントを寄せた。

 一方の内野聖陽は、「テレビドラマで育ってきた実写版「きのう何食べた?」がスクリーンにのる日が来ようなんて!うれしいの一言につきます。でもケンジの愛が銀幕の中で暑苦しくならないように、男性同士の愛の生活をより自然体で表現できたらいいなと思っております!」と意気込みを語っている。

■SixTONES・松村北斗が2人の仲を揺るがす美容師に

 また、新キャストとしてSixTONES の松村北斗が出演。松村が演じるのは、シロさんとケンジの仲を揺るがすイケメン美容師・田渕剛役。誰に対してもズケズケと思ったことを言ってしまう口の悪さはあるものの、さっぱりとした性格で、コミュニケーション能力が高い人物で、ケンジと同じ美容室に勤務している。仕事帰りのシロさんが、仲睦まじい様子で並んで歩く二人の姿を目撃してしまうという、ケンジとの関係性が気になる役どころだ。

 その他、山本耕史、磯村勇斗、マキタスポーツ、田中美佐子らの演じる個性豊かなキャラクターもドラマ版に引き続き登場する。

■主題歌はスピッツの新曲「大好物」

 主題歌は、スピッツの新曲「大好物」。「大好物」は、劇場版『きのう何食べた?』のために書き下ろしたもので、作詞・作曲をスピッツの草野正宗、編曲をスピッツと東京事変の亀田誠治が担当した。

<スピッツ 草野マサムネ コメント>
様々な人生の歩み方、新しい家族のあり方、色んな愛の形など、多くの事を問いかけてくれる実は真面目な物語なんですけど、まずとにかく面白いです!アハハと笑わされた後、え?ここで?という場面にふと目頭が熱くなってたりします。なので今回、曲の依頼をいただいたら盛り上がっちゃって、ツルツルっと出来上がったのがこの「大好物」です。なんだか縁を感じています。レシピをメモりたくなる美味しそうなシロさんの手料理を堪能した後、シメのデザートにスピッツの曲も楽しんでいただけたら幸いです。

■制作陣もドラマ版から続投

 監督を務めるのは、『嘘を愛する女』でメガホンをとった中江和仁。脚本は『劇場版コードブルー』の安達奈緒子が手掛け、このタッグも出演者同様にドラマ版から続投となる。

【詳細】
劇場版『きのう何食べた?』
公開日:2021年11月3日(水・祝) 全国東宝系にてロードショー予定
原作:よしながふみ『きのう何食べた?』(講談社「モーニング」連載中)
出演:西島秀俊、内野聖陽、山本耕史、磯村勇斗、マキタスポーツ、松村北斗、田中美佐子、田山涼成、梶芽衣子
監督:中江和仁
脚本:安達奈緒子
チーフプロデューサー:阿部真士
プロデューサー:佐藤敦、瀬戸麻理子
企画監修:神田祐介
制作 : エイベックス・ピクチャーズ/ザフール

 〈劇場版『きのう何食べた?』あらすじ〉
街の小さな法律事務所で働く雇われ弁護士・筧史朗(シロさん)とその恋人で美容師・矢吹賢二(ケンジ)。同居する二人にとって、食卓を挟みながら取る夕食の時間は、日々の出来事や想いを語り合う大切なひとときなのだ。ある日、史朗の提案で、賢二の誕生日プレゼントとして「京都旅行」に行くことになる!賢二は夢のような出来事に大はしゃぎし、満喫していたが、旅行中に史朗からショックな話を切り出される。そしてこの京都旅行をきっかけに、二人はお互いに心の内を明かすことができなくなってしまう…。

 そんななか、史朗が残業を終え商店街を歩いていると、偶然、賢二を目撃する。その横には見知らぬ若いイケメンの青年が…!なんだか怪しい二人の姿!胸がざわつく史朗だったが、最近なんだか秘密を抱えている様子の賢二に、その青年が誰なのか聞く事すらできない。さらに小日向大策から井上航が居なくなったと相談を受け…。穏やかであたたかい毎日が一変。当たり前だったはずの”平凡でゆっくりとした日常”を取り戻すことはできるのか――。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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