新興市場銘柄ダイジェスト:すららネットは大幅続伸、シックHDが大幅に3日ぶり反発

2021年8月23日 16:14

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記事提供元:フィスコ


*16:14JST 新興市場銘柄ダイジェスト:すららネットは大幅続伸、シックHDが大幅に3日ぶり反発
<4480> メドレー 4000 +85
大幅反発。NTT<9432>グループのNTTドコモ、NTTコミュニケーションズとともに、医療機関が新型コロナウイルスの自宅療養者に対してビデオ通話を用いたオンライン診療を実施するためのシステムを提供すると発表している。20日から問い合わせ受付を開始する。感染拡大を受けて自宅療養者が増加していることから、オンライン診療のニーズを見込んだ向きが買いを入れているようだ。

<3998> すららネット 2172 +133
大幅続伸。新型コロナウイルスの感染拡大が引き続き材料視されている。政府が緊急事態宣言の対象地域を追加した上で期間を9月12日までに延長することを決め、「横浜市が市立の小中学校について、夏休みが終わったあとも8月いっぱい臨時休校とする方針を固めた」などと報じられている。臨時休校中の生徒の学業支援が必要になるとの思惑から、オンライン学習関連銘柄の一角として物色されているようだ。

<6092> エンバイオHD 582 +23
大幅反発。シーアールイー<3458>と共同出資でグリーン電力供給事業の新会社を設立すると発表している。新会社の名称はエンバイオC・エナジーで、出資比率はエンバイオ・ホールディングスが85%、シーアールイーが15%。シーアールイーが開発する物流施設「ロジスクエア」の屋根を活用したグリーン電力供給を主な事業とし、今後、再生可能エネルギーを融通し合うスキームなどを展開していく。

<3441> 山王 1425 +56
大幅に3日ぶり反発。21年7月期の期末配当を従来予想の5.00円から8.00円(前期末実績5.00円)に増額修正している。業績や今後の経営環境を総合的に勘案した措置。年間配当は同額。山王は5G向けを中心とした通信分野の需要拡大を受けて6月14日に同期の営業利益予想を2.00億円から2.30億円(前期実績1.79億円)に引き上げていた。増配が投資家から素直に好感され、買いが入っているようだ。

<7365> シックHD 742 +71
大幅に3日ぶり反発。14万3000株(1億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.27%。取得期間は23日から9月14日まで。機動的な資本政策の遂行や株主還元策の一環として行う。シック・ホールディングス株は7月28日に上場来高値(828円)を記録した後は軟調に推移していたため、押し目買いも入っているようだ。

<7068> フィードフォース 804 +37
大幅高。eコマースプラットフォームのShopifyアプリを開発するハックルベリー(東京都渋谷区)と資本提携契約を締結すると発表している。ハックルベリーが発行する新株14株(議決権所有割合8.80%)を取得する。取得価額は1.05億円。ハックルベリーはEC領域で集客支援アプリの開発やEC事業のサポートに強みがあり、多数のShopifyアプリの開発実績がある。また、ソフトウエア受託開発の子会社をベトナムに設立する。《ST》

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