新興市場銘柄ダイジェスト:BUYSELLは大幅に3日ぶり反発、フェローテクがストップ高

2021年8月16日 16:19

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記事提供元:フィスコ


*16:19JST 新興市場銘柄ダイジェスト:BUYSELLは大幅に3日ぶり反発、フェローテクがストップ高
<6069> Trends 750 +100
ストップ高。22年3月期第1四半期(21年4-6月)の営業利益を前年同期比2.2倍の2.04億円と発表している。インフルエンサーマーケティングや美容メディアが好調に推移した。通期予想は前期比12.6%減の4.00億円で据え置いた。進捗率は51%に達している。併せて24年3月期までに営業利益10億円を目指す中期経営目標を開示した。また、クリエイターのマッチングプラットフォームで書籍販売などの新規事業を開始する。

<5381> Mipox 856 +150
ストップ高。22年3月期の営業利益を従来予想の4.00億円から8.00億円(前期実績3.59億円)に上方修正している。受託コーティング・スリットサービスの新規受注増を主因に受託事業が好調に推移しているため。第1四半期(21年4-6月)の営業利益は4.79億円(前年同期実績は0.00億円)で着地している。受託事業が伸長したことに加え、製品事業でハードディスク関連や半導体関連が増加した。

<6890> フェローテク 3190 +504
ストップ高。22年3月期の営業利益を従来予想の150.00億円から200.00億円(前期実績96.40億円)に上方修正している。半導体マテリアル製品や精密再生洗浄サービス、サーモモジュールが増加したことに加え、半導体ウエーハ事業子会社の持分法適用関連会社移行で費用が減少した。併せて年間配当予想を28.00円(普通配当28.00円)から46.00円(普通配当28.00円、特別配当18.00円。前期実績は30.00円)に引き上げた。

<7367> セルム 1068 +150
ストップ高。21年3月期の営業利益を従来予想の4.50億円から5.81億円(前期実績3.29億円)に上方修正している。新規顧客基盤の拡充やオンライン環境へのスムーズな移行、顧客ポートフォリオの見直しが奏効し、当初予想を上回る見込み。第1四半期(21年4-6月)の営業利益は1.77億円で着地。オンライン環境の浸透で個別コーチングの拡大が継続した。前年同期との比較は非開示だが、説明資料では3.40億円のプラスとしている。

<7685> BUYSELL 4580 +255
大幅に3日ぶり反発。21年12月期の営業利益を従来予想の15.80億円から22.30億円(前期実績9.68億円)に上方修正している。主要事業の出張訪問買取サービスで出張訪問あたりの変動利益が大幅に改善した。時計・ジュエリー・ルースを取り扱うウェブオークションの開始や百貨店での常設店・催事買取の強化も利益を押し上げる見通し。第2四半期累計(21年1-6月)の営業利益は13.30億円(前年同期比増減率は非開示)で着地した。

<6198> キャリア 504 +16
大幅に続伸。21年9月期の営業損益を従来予想の0.50億円の黒字から2.50億円の黒字(前期実績0.01億円の黒字)に上方修正している。大規模接種センターの落札などで新型コロナウイルスのワクチン接種業務の看護師派遣需要が想定以上に高まったため。第3四半期累計(20年10月-21年6月)の営業損益は0.46億円の黒字(前年同期実績0.18億円の赤字)。シニアケア事業が伸び、黒字転換に寄与した。《ST》

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