日経平均VIは上昇、株価下落で市場心理悪化

2021年8月16日 13:51

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記事提供元:フィスコ


*13:51JST 日経平均VIは上昇、株価下落で市場心理悪化
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13時50分現在、前日比+2.02pt(上昇率10.92%)の20.52ptと上昇している。なお、今日ここまでの高値は21.10pt、安値は19.27pt。

今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。市場では新型コロナ感染拡大や世界経済の減速などが警戒され、市場心理が悪化しやすくなっており、今日の株価下落を受け、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは不安心理の高まった状態の基準とされる20ptを上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。《FA》

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