日経VI:低下、株高で警戒感が緩和

2021年8月2日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:低下、株高で警戒感が緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は2日、前日比-1.18pt(低下率5.15%)の21.75ptと低下した。なお、高値は22.94pt、安値は21.41pt。今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。新型コロナの感染急拡大や、中国当局による自国企業への規制強化など、これまでの懸念材料が払拭されたわけではないが、今日の日経225先物が、大幅安となった先週末の下げ幅をほぼ埋める動きとなったことで、市場では次第に安心感が優勢となり、今日の日経VIはほぼ終日、先週末の水準を下回って推移した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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