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インフォマートは21年12月期2Q累計が計画超で通期も上振れの可能性
(決算速報) インフォマート<2492>(東1)は7月30日の取引時間終了後に21年12月期第2四半期累計連結業績を発表した。先行投資の影響で減益だが、売上高が計画を上回り、コストの期ズレも寄与して各利益は通期予想を超過達成の形となった。下期にコスト発生を想定しているが、通期も上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。株価は上値を切り下げる形だが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。
■21年12月期2Q累計減益だが計画超、通期も上振れの可能性
21年12月期第2四半期累計の連結業績(7月21日に上方修正)は、売上高が前年同期比11.6%増の46億93百万円、営業利益が5.7%減の7億06百万円、経常利益が2.6%減の7億28百万円、そして親会社株主帰属四半期純利益が10.2%減の4億61百万円だった。
サーバー体制増強に伴うデータセンター費の増加、事業拡大に向けた営業および営業サポートの人員補強に伴う人件費の増加など、先行投資の影響で減益だった。ただし売上高が計画を上回り、コストの期ズレも寄与して各利益の減益幅は従来予想に対して大幅に縮小した。
BtoB-PF FOOD事業は3.3%増収だった。新型コロナウイルス感染再拡大の影響を受けたが、買い手企業の新規契約数の増加に加えて、食材流通金額が前年を上回ったため売り手企業(従量制)からのシステム使用料も増加した。BtoB-PF ES事業は40.0増収と大幅伸長した。業務効率化やテレワーク進展などで新規有料契約企業数が増加した。
四半期別に見ると、第1四半期は売上高22億99百万円で営業利益3億83百万円、第2四半期は売上高23億94百万円で営業利益3億23百万円だった。
通期予想は据え置いて売上高が20年12月期比8.7%増の95億40百万円、営業利益が52.4%減の7億円、経常利益が57.1%減の6億25百万円、親会社株主帰属当期純利益が58.1%増の4億25百万円としている。
売上高の計画はBtoB-PF FOOD事業が3.2%増収、BtoB-PF ES事業が26.7%増収としている。利益面は期ズレとなったデータセンター費、人件費、販促費などが下期に発生するため減益予想としている。ただし第2四半期の進捗率は売上高が49.2%と順調であり、各利益は通期予想を超過達成している。通期予想も上振れの可能性がありそうだ。収益拡大を期待したい。
■株価は戻り試す
株価は上値を切り下げる形だが、調整一巡して戻りを試す展開を期待したい。7月30日の終値は901円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1円86銭で算出)は約484倍、時価総額は約2337億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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