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ルメール 2022年春夏コレクション - 自由さと心地よさを纏い、豊かな想像力の世界へ
ルメール(LEMAIRE)の2022年春夏コレクションが発表された。
■“自由さ”と“心地よさ”を纏う
本当に必要なものとは、魅力的な服とは、機能的な服とは…。そんなシンプルな問い掛けからスタートしたという今シーズン。クリストフ・ルメールとサラ=リン・トランが自分自身と向き合う長い時間を経て行き着いた答えは、“自由さと心地よさ”だった。
■エアリーなトレンチコートやワイドパンツ
シルエットは、“心地よさ”を表現するかのように、エアリーでゆったりとしたものが主流。ドロップショルダーのTシャツや、ワイドパンツ、身体のラインを拾わないシャツワンピースなどが披露された。ビッグシルエットのトレンチコートはゆるくベルトを締めたり、ワイドパンツはロールアップさせて素肌を見せたりなど、スタイリングでも抜け感を作り、リラクシングなムードを演出している。
■オレンジやピンクを織り交ぜて
カラーパレットは、ホワイトやベージュ、ブラックなど、互いに合わせやすく、自由にコーディネートを楽しめるようなベーシックな色味が基調。時折織り交ぜたオレンジやピンクも柔らかいトーンにすることで、あらゆるスタイリングに取り入れやすそうな軽やかな印象に。
■ワークジャケットとレザーサンダル
また、前シーズンに引き続き、ワークジャケットやデニムパンツ、ジャンプスーツなどワークウェアを彷彿させるアイテムも散見された。いずれも、レザーサンダルやテーラードジャケットなどシックなアイテムと一緒に提案することで、ルメールらしいクリーンなムードに引き寄せているのが印象的だ。
■ジョセフ・ヨアキムの風景画にフォーカス
今季は、2組のアーティストとのコラボレーションアイテムもラインナップ。ネイティブ・アメリカンのフォークアーティスト ジョセフ・ヨアキムが、自身の旅の記憶を頼りに描いた詩的な風景画は、Tシャツドレスやシャツ、バッグなどに登場。中でもノースリーブドレスは、ヨアキムの作品を描いた1枚の布をバックに吊るすことで、キャンバスそのものを纏っているような存在感抜群のルックスに仕上げている。
■TOMAGAとのコラボレーションTシャツ
ロックバンド・CANやSuicide、レコードレーベル・Stone Throw Records、ニューヨークで活躍したバンド・ESGとコラボレーションを行うなど、音楽と特別な関係を築いてきたルメール。今季は、ドラマーでありパーカッショニストのMagalettiが所属するTomagaとタッグを組み、コラボレーションTシャツを披露した。Tシャツには、Tomagaの最新アルバム『Intimate Immersity』のカバーアートから着想を得て、ロンドンのイラストレーター Icinoriがデザインしたアートワークが大胆にプリントされている。
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