横浜駅西口のダイエー跡地、イオンモールが2023年秋オープンへ

2021年7月21日 07:39

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イオンモール横浜西口の開業イメージ(イオンモール発表資料より)

イオンモール横浜西口の開業イメージ(イオンモール発表資料より)[写真拡大]

 イオンモールは横浜市西区南幸のJR横浜駅西口にあるダイエー横浜西口店跡地について、新設される建物の賃貸借基本協定を金属製品製造の権田金属工業と結んだ。権田金属工業が月内にも建物の建設工事に入り、完成後にイオンモールが入居して2023年秋に「イオンモール横浜西口(仮称)」をオープンさせる。

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 この事業は権田金属工業と都市再生機構(UR)が進める敷地面積約7,000平方メートルの再開発で、権田金属工業が商業施設、URが住宅施設を整備する。商業施設は延べ床面積約3万5,000平方メートル、総賃貸面積約2万平方メートルあり、イオンモールが運営する。住宅施設は延べ床面積約2万平方メートル。約250戸の賃貸住宅が入り、2025年1月に竣工する予定。

 イオンモール横浜西口は「YOKOHAMA LIFE BASE」をコンセプトとし、隣接して営業しているイオングループの「横浜ビブレ」と連携して横浜駅西口エリアににぎわいを呼ぶとともに、近隣住民らの豊かな暮らしを支えることを目指す。

 ダイエー横浜西口店は、別のスーパーの店舗を増築して1972年に開店した、首都圏を代表するダイエーの店舗だった。本館と新館を合わせて1万1,000平方メートルを超す売り場面積を持ち、ダイエーと専門店の計約25店が入っていた。大型ショッピングセンターとして横浜駅西口の集客に貢献してきたが、施設の老朽化もあって2019年2月で閉店。

 ダイエー時代から本館の3階以上に南幸市街地住宅が入居し、商業と住宅の複合施設になっていたが、今回の再開発でも同様の形態を取る。横浜駅西口にある繁華街の一角に位置するだけに、駅周辺のにぎわいを創出する核店舗の1つとして横浜市や周辺の商店街などから期待されている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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