横浜のイトーヨーカドー鶴見店、地域密着型SC「リコパ鶴見」にリニューアルへ

2021年6月24日 08:30

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リコパ鶴見の外観イメージ(ヒューリック発表資料より)

リコパ鶴見の外観イメージ(ヒューリック発表資料より)[写真拡大]

 不動産事業のヒューリックは23日、横浜市鶴見区鶴見中央で所有する総合スーパーのイトーヨーカドー鶴見店を、イトーヨーカ堂、セブン&アイ・クリエイトリンクと連携してリニューアルし、地域密着型ショッピングセンター(SC)の「LICOPA(リコパ)鶴見」とすることを明らかにした。不動産価値を最大化するバリューアッド事業の代表プロジェクトと位置づけ、秋に開業する。

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 イトーヨーカドー鶴見店は鉄骨鉄筋コンクリート地下1階、地上5階建て延べ約3万2,000平方メートル。1996年に完成した築25年の建物で、老朽化が進んできたこともあり、より地域に密着したショッピングセンターになるよう館内を一新する。イトーヨーカドーは改装中も営業を続ける。

 リニューアルでは、イトーヨーカドーを核に日用生活雑貨、食料品、飲食店だけでなく、クリニックモール、理美容店、学童・体操教室など買い物以外の目的で地域の人たちがたびたび来館できる施設も集める。出店店舗数は公表していないが、イトーヨーカドーのほか、ドラッグストアの「ココカラファイン」、100円ショップの「ダイソー」、家具・インテリアの「ニトリデコホーム」、靴の「ABCマート」、回転寿司の「くら寿司」などの入居が決まっている。

 建物の中心に位置する吹き抜け部分には、中心に地域コミュニティの場となる広場を設置し、公園の広場のような解放感を感じられる場所で、買い物中のひと休みなどに利用してもらう。屋上にはフットサルコートとバーベキュー場を開設する。

 ヒューリックは今後、「リコパ」の名前を冠した地域密着型のショッピングセンターをシリーズ展開する方針。不動産を所有する川崎市川崎区小田栄のイトーヨーカドー川崎店、福島県福島市太田町のイトーヨーカドー福島店もバリューアッド事業を計画している。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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