【株式市場】円高のため前週末600円高の反動が出て日経平均は後場一時358円安まで下押し反落

2021年5月31日 18:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万8860円08銭(289円33銭安)、TOPIXは1922.98ポイント(24.46ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で10億2073万株

 5月31日(月)後場の東京株式市場は、日本製鉄<5401>(東1)や資生堂<4911>(東1)などが一段値を消して始まり、前場上げた半導体株の一角も高値もみ合いに転換。日経平均は一段ジリ安基調となり、14時前に357円81銭安(2万8791円60銭)まで下押した。大引けにかけては100円近く戻したが前週末比では反落となった。

 後場は、日本電波工業<6779>(東1)が外部振動の影響を受けにくい水晶振動子の開発など材料視されて一段と強含み、川口化学<4361>(東2)は業績予想の大幅な増額修正が好感され大引けまで買い気配のままストップ高。インバウンドテック<7031>(東マ)はコールセンター需要などに注目とされて一段と強含み、山王<3441>(JQS)は燃料電池車の水素供給拠点の拡充整備構想が材料とされて一段高。

 東証1部の出来高概算は少な目で10億2073万株(前引けは4億6818万株)、売買代金は2兆2415億円(同1兆185億円)。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は675銘柄、値下がり銘柄数は1432銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は海運1業種のみ(前引けは医薬品、精密機器、水産農林の3業種)にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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