【株式市場】機関投資家の入れ替え売買が活発化し出来高急増だが日経平均は6日ぶりに反落

2021年5月27日 16:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万8549円01銭(93円18銭安)、TOPIXは1911.02ポイント(9.65ポイント安)、出来高概算(東証1部)は急増し24億432万株

 5月27日(木)後場の東京株式市場は、5月に入って調整含みの鉄鋼株が一段軟調になった一方、上げ潮の自動車株は再びジリ高となるなどでリバランス物色が入っている様子になり、MSCI指数が日本株29銘柄を一斉に入れ替えるとされたことなどで出来高・売買代金が急増。ただ、日経平均は引き続き安いまま150円安の2万8500円をはさんで一進一退を続けた。大引けは全般に下げ幅を縮めたが6日ぶりに反落した。

 後場は、明治HD<2269>(東1)やキッコーマン<2801>(東1)が堅調さを増し、Gunosy<6047>(東1)は証券会社による目標株価の引き上げが材料視され一段ジリ高。テクノマセマティカル<3787>(東2)は超低遅延なJPEG新製品などが材料視され昨日の一時ストップ高に再挑戦となり大引けもストップ高。スパイダーズプラス<4192>(東マ)は四半期決算の書き起こし資料が評価されて3月に上場して以来の最高値を更新。日本テレホン<9425>(JQS)は総務省の格安スマホ政策に関する報道が買い材料とされて大引けもストップ高。

 東証1部の出来高概算はMSCI指数の日本株大量入れ替えなどが影響して急増し24億432万株(前引けは5億2493万株)、売買代金は5兆5996億円(同1兆1534億円)。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は474(前引けは793)銘柄、値下がり銘柄数は1647(同1237)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは5業種)が値上がりし、空運、輸送用機器、医薬品、食料品、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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