【株式市場】ワクチン接種拡大による人流・経済活発化に期待強いが日経平均は一時281円安

2021年5月27日 13:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均は2万8449円03銭(193円16銭安)、TOPIXは1913.00ポイント(7.67ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億2493万株

 5月27日(木)前場の東京株式市場は、JR東日本<9020>(東1)や日本航空<9201>(東1)が中盤にかけて活況高となるなど、新型コロナワクチンの接種拡大による人流・経済の活発化を先取る物色が活発だった。一方、日経平均は、台湾の蔡総統がワクチンに関連する中国の妨害に言及したことなどを受けて先物にヘッジ売りが厚いとされ98円安で開始。10時過ぎには281円63銭安(2万8360円56銭)まで下押して前引けも安い。

 タチエス<7239>(東1)が未定だった今期の業績・配当予想の開示など好感され急伸。フジミインコ<5384>(東1)は世界的な半導体不測などが材料視され高値を更新。ポラリスHD<3010>(東2)は9億円規模の融資枠設定などが材料視され一時ストップ高。WACUL<4173>(東マ)は今期大幅増益予想で3~5月第1四半期に注目とされ急伸。

 東証1部の出来高概算は5億2493万株、売買代金は1兆1534億円。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は793銘柄、値下がり銘柄数は1237銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種が値上がりし、空運、非鉄金属、食料品、輸送用機器、医薬品が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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