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松田産業は上値試す、22年3月期小幅増益予想だが保守的
(決算速報) 松田産業<7456>(東1)は5月13日の取引時間終了後に21年3月期連結業績を発表した。貴金属関連事業が牽引して従来予想(2月10日に上方修正)を上回る大幅増益だった。22年3月期は新型コロナ影響などの不透明感を考慮して小幅増益にとどまる見込みとしているが保守的だろう。上振れを期待したい。株価は年初来高値更新の展開で08年以来の高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。
■21年3月期は計画超の大幅増益、22年3月期小幅増益予想だが保守的
21年3月期連結業績は売上高が20年3月期比9.8%増の2315億59百万円、営業利益が28.8%増の80億38百万円、経常利益が31.1%増の83億69百万円、親会社株主帰属当期純利益が50.7%増の60億98百万円だった。配当は4円増配の38円(第2四半期末18円、期末20円)とした。
貴金属関連事業が牽引して従来予想(2月10日に上方修正)を上回る大幅増益だった。貴金属関連事業は17.1%増収で38.5%増益だった。下期にかけて電子部品・デバイス分野の生産活動が活発化し、貴金属リサイクルの取扱量が増加した。金製品の販売量増加に加えて貴金属相場の上昇も寄与した。食品関連事業は2.2%減収で7.9%減益だった。新型コロナウイルスの影響で業務用需要が落ち込んだ。
四半期別に見ると、第1四半期は売上高535億40百万円で営業利益16億34百万円、第2四半期は売上高581億37百万円で営業利益20億35百万円、第3四半期は売上高597億08百万円で営業利益26億18百万円、第4四半期は売上高601億74百万円で営業利益17億51百万円だった。
22年3月期連結業績予想は売上高が21年3月期比0.7%減の2300億円、営業利益が2.0%増の82億円、経常利益が2.8%増の86億円、親会社株主帰属当期純利益が0.0%増の61億円としている。配当予想は4円増配の42円(第2四半期末21円、期末21円)とした。
新型コロナウイルス影響などの不透明感を考慮して小幅増益にとどまる見込みとしているが保守的だろう。上振れを期待したい。なお収益認識に関する企業会計基準第29号適用による影響は軽微としている。
■株価は上値試す
株価は年初来高値更新の展開で08年以来の高値圏だ。自律調整を交えながら上値を試す展開を期待したい。5月14日の終値は2451円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS233円83銭で算出)は約10倍、時価総額は約709億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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