日経VI:低下、株高で市場心理改善するもコロナ警戒ムードも継続

2021年5月10日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:低下、株高で市場心理改善するもコロナ警戒ムードも継続
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は10日、前日比-0.28pt(低下率1.52%)の18.20ptと低下した。なお、高値は18.52pt、安値は17.79pt。先週末の米国株高を受けた今日の東京株式市場は寄付きこそ強弱感が対立し売り買いが交錯したが、取引開始後は買い優勢の展開となり、日経225先物は上昇し、市場心理が改善。日経VIは先週末の水準を下回って推移した。ただ、国内で新型コロナ感染拡大が続いていることなどを警戒するムードも継続し、日経VIの低下幅は総じて限定的だった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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