今日の為替市場ポイント:米長期金利伸び悩みでドル買い抑制も

2021年5月6日 08:42

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記事提供元:フィスコ


*08:42JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利伸び悩みでドル買い抑制も
5日のドル・円は、東京市場では109円27銭から109円48銭まで上昇。欧米市場では、109円40銭から109円15銭まで反落し、109円19銭で取引終了。本日6日のドル・円は主に109円台前半で推移か。米長期金利の伸び悩みを意識して、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

報道によると、日本政府は、緊急事態宣言の期限について2週間から1カ月程度延長する方向で調整を進めているようだ。6日に方針が決定される見込み。緊急事態宣言の期限が1カ月程度延長された場合、4-6月期の経済成長率は前期比マイナスとなる可能性が指摘されている。国内における経済活動が大幅に抑制される期間が市場の想定を超えて長期化するリスクもあることから、国内株式市場の反応が注目されそうだ。外為市場関係者の間では「米国と日本の経済成長率の格差拡大を意識したドル買い・円売りが増える可能性がある」との見方も浮上しており、米長期金利は上げ渋ってもドル・円は底堅い動きを保つ可能性がある。《FA》

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