4日のNY市場はまちまち

2021年5月5日 06:05

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記事提供元:フィスコ


[NYDow・NasDaq・CME(表)]

NYDOW;34133.03;+19.80Nasdaq;13633.50;-261.61CME225;28720;-160(大証比)

[NY市場データ]

4日のNY市場はまちまち。ダウ平均は19.80ドル高の34133.03ドル、ナスダックは261.61ポイント安の13633.50で取引を終了した。貿易赤字の拡大や中国軍用機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入したとの報道を嫌い、寄り付き後、下落。増税への懸念に加えて、イエレン財務長官が政府支出の拡大により金利の上昇が必要になる可能性を警告したため下げ幅を拡大した。しかし、押し目からは根強い回復期待を受けて景気循環株が主に買われたほか、イエレン長官のWSJとのインタビューでの「FRBの利上げを推奨したり予想することはしない」との発言が伝わると、引け間際にダウは上昇に転じた。一方、金利先高感にハイテク株の売りは継続。セクター別では、銀行や素材が上昇した一方、テクノロジー・ハード・機器が下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円安の28720円。ADRの日本株はトヨタ<7203>、ホンダ<7267>、HOYA<7741>、資生堂<4911>、ANA<9202>が堅調。半面、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>が軟調など、対東証比較(1ドル109.3円換算)で高安まちまち。《FA》

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