日経平均寄与度ランキング(大引け)~大幅続落、ファーストリテと東エレクの2銘柄で約115円分押し下げ

2021年4月21日 16:58

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記事提供元:フィスコ


*16:58JST 日経平均寄与度ランキング(大引け)~大幅続落、ファーストリテと東エレクの2銘柄で約115円分押し下げ
21日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり7銘柄、値下がり217銘柄、変わらず1銘柄となった。

日経平均は大幅続落。前日の米国株式市場では主要株価指数が揃って続落。インドや中南米などで新型コロナウイルス変異種感染が再び拡大、世界経済の回復を抑制するとの懸念が高まり、景気敏感株を中心にハイテク株まで全般売り優勢となった。欧州市場も軒並み大幅安となった。国内でも大阪府が3度目の緊急事態宣言の発出を要請したほか、東京都でも要請の方向と伝わったことで投資家心理が大きく悪化。今後の企業決算で保守的な会社計画が相次ぐのではないかという警戒感が高まった。日経平均は440円安でスタートすると、そのまま下げ足を速め28500円を割り込む場面も。後場は、前日と合わせて1200円超下落した突っ込み警戒感から下げ渋ったが、戻りは鈍く安値圏での推移が続いた。

大引けの日経平均は前日比591.83円安の28508.55円となった。東証1部の売買高は12億6232万株、売買代金は2兆6462億円だった。セクター別では、鉄鋼、パルプ・紙、非鉄金属、鉱業、精密機器などが下落率上位に並んだ。一方、空運業のみが小幅に上昇した。東証1部の値上がり銘柄は6%、対して値下がり銘柄は全体の92%であった。

値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約62円押し下げた。同2位は東京エレクトロン<8035>となり、ファナック<6954>、TDK<6762>、アドバンテスト<6857>、エムスリー<2413>、テルモ<4543>などがつづいた。

一方、値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>となり1銘柄で日経平均を約22円押し上げた。同2位は第一三共<4568>となり、ネクソン<3659>、味の素<2802>、明治ホールディングス<2269>、大阪ガス<9532>、関西電<9503>などががつづいた。


*15:00現在

日経平均株価  28508.55(-591.83)

値上がり銘柄数  7(寄与度+26.94)
値下がり銘柄数 217(寄与度-618.77)
変わらず銘柄数  1

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 9922 101 +21.82
<4568> 第一三共 2954.5 33 +3.57
<3659> ネクソン 3585 15 +1.08
<2802> 味の素 2178 7.5 +0.27
<2269> 明治HD 6820 20 +0.14
<9532> 大ガス 2013 8 +0.06
<9503> 関西電 1070 1 +0.00

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 85680 -1720 -61.94
<8035> 東エレク 47430 -1470 -52.94
<6954> ファナック 25830 -910 -32.77
<6762> TDK 14770 -670 -24.13
<6857> アドバンテ 10010 -290 -20.89
<2413> エムスリー 7950 -236 -20.40
<4543> テルモ 3973 -110 -15.85
<7733> オリンパス 2163.5 -97.5 -14.04
<6367> ダイキン 21630 -380 -13.68
<6971> 京セラ 6874 -181 -13.04
<6098> リクルートHD 4895 -113 -12.21
<4063> 信越化 18700 -335 -12.06
<6988> 日東電 9210 -300 -10.80
<6758> ソニー 11575 -290 -10.44
<6645> オムロン 8430 -280 -10.08
<6902> デンソー 6878 -252 -9.07
<7832> バンナムHD 7889 -251 -9.04
<9613> NTTデータ 1634 -49 -8.82
<4911> 資生堂 7515 -239 -8.61
<7951> ヤマハ 5920 -210 -7.56《FA》

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