NY債券:米長期債相場は下落、3月非農業部門雇用者数は91.6万人増加

2021年4月3日 06:17

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記事提供元:フィスコ


*06:17JST NY債券:米長期債相場は下落、3月非農業部門雇用者数は91.6万人増加
2日の米国長期債相場は下落。この日は、聖金曜日のため、米国債券市場は東部時間正午までの時間短縮取引。2日発表された3月米雇用統計で非農業部門雇用者数は、前月比+91.6万人と市場予想の同比+66万人程度を大幅に上回ったことが債券利回りの上昇につながった。3月の失業率は2月の6.2%から0.2ポイント低下して6.0%。広義の失業率(U6/不完全雇用率)は2月の11.1%から3月は10.7%に低下した。平均時間給は前年比+4.2%で市場予想を下回った。経済活動の拡大に伴い、各業種で雇用者数の増加が予想されていることから、米長期金利は再び上昇するとの声が聞かれている。10年債利回りは1.661%近辺から一時1.727%近辺まで上昇した。

イールドカーブは、短・長期間でスティープニング気配。2年−10年は+153.90bp近辺、2年−30年は+217.80bp近辺で引けた。2年債利回りは0.19%(前日比:+3p)、10年債利回りは1.72%(同比:+5bp)、30年債利回りは、2.36%(同比:+3bp)で取引を終えた。《MK》

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