NY債券:米長期債相場は続落、個人消費の落ち込みは一時的との見方

2021年3月27日 07:06

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記事提供元:フィスコ


*07:06JST NY債券:米長期債相場は続落、個人消費の落ち込みは一時的との見方
26日の米国長期債相場は続落。この日発表された2月個人消費支出は前月比-1.0%と予想以上に減少したことから、長期債利回りは一時低下した。しかしながら、2月PCEコア価格指数は前年比+1.6%と市場予想と一致したことや、原油先物の堅調推移を意識した売りも観測されており、10年債利回りはまもなく反転。取引終了時点にかけて上げ幅を拡大した。新型コロナウイルス追加経済対策法やワクチンの普及によって個人消費の落ち込みは一時的にとどまるとの見方が多いことも、債券利回りの上昇につながったようだ。10年債利回りは一時1.632%近辺まで低下したが、取引終了時点にかけて1.680%近辺まで上昇した。

イールドカーブは、ややスティープニング気配。2年−10年は+154.10bp近辺、2年−30年は+224.50bp近辺で引けた。2年債利回りは0.14%(前日比:0p)、10年債利回りは1.68%(同比:+5bp)、30年債利回りは、2.38%(同比:+2bp)で取引を終えた。《MK》

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