5日の中国本土市場概況:上海総合0.04%安で続落、素材セクターの下げ重し

2021年3月5日 17:04

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記事提供元:フィスコ


*17:04JST 5日の中国本土市場概況:上海総合0.04%安で続落、素材セクターの下げ重し
5日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比1.50ポイント(0.04%)安の3501.99ポイントと続落した(上海A株指数は0.04%安の3670.79ポイント)。


商品市況安が嫌気される流れ。この日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、非鉄や鉄筋など主要な産品が安く推移している。4日のロンドン金属取引所(LME)でも、アルミや銅など主要産品の先物が全面安に沈んだ。中国の関連銘柄にも売りが波及している。もっとも、下値は限定的。中国の経済政策に対する期待感が徐々に高まり、指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。国会に相当する全国人民代表大会(全人代)が開幕し、李克強・首相は冒頭の「政府活動報告」で、2021年の国内総生産(GDP)成長率目標を「6%以上」とする方針を表明。新型コロナウイルス流行前の水準回復を目指すとした。政府活動報告では、内需や投資の拡大、減税など各種政策が示されている。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、非鉄や鉄鋼、建材など素材関連が安い。中国アルミ(601600/SH)が6.2%、洛陽モリブデン(603993/SH)が4.6%、宝山鋼鉄(600019/SH)が7.8%、安徽海螺セメント(600585/SH)が3.9%ずつ下落した。


不動産株もさえない。金地集団(600383/SH)が2.5%安、保利地産(600048/SH)が1.9%安と下げた。中国でも1月下旬以降、住宅ローン金利が緩やかに上昇しつつある——と報じられている。また、上述した政府活動報告では、「住宅は住むためのもので、投機の対象でない」との基本方針が堅持された。そのほか保険株、発電株、半導体株、インフラ関連株、空運株なども売られている。


半面、自動車や酒造など内需関連はしっかり長城汽車(601633/SH)が3.6%高、広州汽車集団(601238/SH)が1.5%高、貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.3%高、青島ビール(600600/SH)が1.2%高で引けた。


銀行・証券株も物色される。中国工商銀行(601398/SH)が2.2%高、中国農業銀行(601288/SH)が1.5%高、招商証券(600999/SH)が2.6%高で取引を終えた。医薬品株、エネルギー株、娯楽・レジャー株なども買われている。


一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が1.06ポイント(0.43%)安の244.93ポイント、深センB株指数が2.81ポイント(0.25%)安の1109.53ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)《FA》

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