日経VI:上昇、株価下落で市場心理悪化

2021年2月19日 16:00

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記事提供元:フィスコ


*16:00JST 日経VI:上昇、株価下落で市場心理悪化
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は19日、前日比+1.19pt(上昇率5.12%)の24.42ptと上昇した。なお、高値は26.20pt、安値は23.61pt。昨日の米国株安を受けた今日の東京株式市場は売りが先行。日経225先物は下落し、日経VIは上昇して始まった。その後、週末ということもあり積極的な押し目買いも見送られたことなどから、日経225先物は下げ幅を拡大。市場心理が悪化し、昼頃にかけてプットが買われ日経VIは上昇幅を拡大する場面があったが、午後は日経225先物が底堅く推移し、日経VIは上昇幅を縮めた。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《FA》

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