豪ドル週間見通し:弱含みか、中銀議事要旨や1月雇用統計に注目

2021年2月13日 14:22

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記事提供元:フィスコ


*14:22JST 豪ドル週間見通し:弱含みか、中銀議事要旨や1月雇用統計に注目
■米追加経済対策への期待や原油高で豪ドル買い優勢

今週の豪ドル・円は強含み。米バイデン政権の追加経済対策の早期成立を期待して、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが先行。81円台では利益確定の豪ドル売りが観測されおり、対円レートは一時伸び悩んだが、週末前に原油価格は一段高となり、豪ドル買い・円売りは縮小しなかった。取引レンジ:80円65銭-81円49銭。

■弱含みか、中銀議事要旨や1月雇用統計に注目

来週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)の2月理事会議事要旨の発表があり、緩和政策の長期化が改めて意識されるとみられ、豪ドルは買いづらい。1月雇用統計の発表も注目され、失業率は中銀の中央シナリオである今年末6%程度にどの程度近づけるか、雇用者数は増加を維持できるのかなどが焦点となる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・16日:豪準備銀行2月理事会議事要旨
・18日:1月雇用統計(12月:失業率6.6%、雇用者数増減+5.0万人)
・19日:1月小売売上高(12月:前月比-4.1%)

予想レンジ:80円50銭-82円00銭《FA》

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