オム プリッセ イッセイ ミヤケ 2021年秋冬コレクション、日常着のニュースタンダード

2021年1月26日 17:38

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記事提供元:ファッションプレス

 オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE) 2021年秋冬コレクションが、2021年1月21日(木)にオンライン形式で発表された。テーマ「Never Change, Ever Change ̶変わらないもの、変わり続けるもの̶」。

■日常着のニュースタンダードを提案

 クラシックやスタンダードとされているスタイルに、改めて目を向けた今シーズン。多くの時間を重ねても、朽ちることのないそれらのスタイルは、“変わらなくて良い”美しさが確かに存在しているからだろう。それと同時に、流れゆく時代に合わせて、日常に溶け込む新たな価値を加えることも必然のこと。今季のコレクションでは、“核”となるスタイルはそのままに、ブランド独自の技術や視点を取り入れた、ニュースタンダードな洋服を提案する。

■「BASKET」

 まず目を惹くのは、アフリカの“編み籠”をモチーフにした、大胆なプリント「BASKET」シリーズ。柄が持つ本来のラインに、ブランドお馴染みのプリーツ加工が幾重にも重なることで、躍動感あふれる表情に仕上げているのが印象的だ。そんな個性をきかせながらも、黒×グレーのベーシックな色使いのため、日常のシーンにも自然にマッチ。ゆったりとしたワイドパンツは、ショート丈の黒ジャケットと合わせることで、クリーンなムードへと引き寄せている。

■「PRESS COAT」

 クローゼットに一着は持っていたい、オーセンティックなコート。今季新たに仲間入りする「PRESS COAT」は、普遍的な美しさを宿しながら、直線的なシルエットでモダンなムードに仕上げた注目シリーズだ。アームは、肘周りの生地を内側に織り込んでプレスをかけた、こだわりの二重袖。ファブリックは、中空糸を使用することで、見た目以上に軽やかな着心地を叶えている。

■「TWEED PLEATS」

 初登場となる「TWEED PLEATS」も、秋冬シーズンに見逃せないシリーズ。先染めのポリエステル糸を織り上げた生地に、プリーツをかけた素材は、ウールのような温かさを持ちながら、軽くシワになりにくいのがポイントだ。そんなモダンな機能を持ち合わせながら、シンプルなカッティングで仕上げたボトムスは、秋冬の着回しアイテムとして重宝できるにちがいない。

■「TAILORED PLEATS」

 そのほかブランド定番のシャープなシルエットを持つ「TAILORED PLEATS」には、新型として着丈と身幅を見直したジャケットと、前掛けに着想を得たパンツが仲間入り。いずれのルックも足元には、シャンブレー生地を使用した、WAKOUWAとのシューズプロジェクト第3弾の新作がセレクトされている。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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